Steam Deckは非常に魅力的なポータブルゲーム機ですが、購入を検討している方は以下の注意点を把握しておくことが重要です。
1. 全てのゲームが対応していない
Steam DeckはLinuxベースのOSで動作しており、そのため一部のゲームが正常に動作しません。Linux上で動作しないアンチチートソフトウェアを使用しているゲームや、Windows環境でのみ動作するゲームが対象です。また、コントローラーでは操作が難しいゲームも存在します。購入を検討している方は、お気に入りのゲームがSteam Deckでプレイ可能かどうかを事前に調べることをお勧めします。
2. バッテリー寿命
Steam Deckのバッテリー寿命は短く、設定やゲームによっては90分程度しか持たないことがあります。特に、高いグラフィック設定でプレイするとバッテリーの消耗が早まります。バッテリー寿命を延ばす方法として、グラフィック設定を下げることができますが、それでも限界があります。長時間のプレイを希望する場合は、電源に接続して使用することをお勧めします。幸い、Steam Deckは電源を直接供給する機能があり、バッテリーに負担をかけずにプレイできます。
3. 技術的な知識が必要
Steam Deckはカスタマイズが可能ですが、プラグインやハックの導入にはターミナル操作が必要になることがあります。技術的な知識がない場合、一部の機能やゲームの最適化が難しいことがあります。また、誤った操作をするとOSを再インストールする必要があることもあります。そのため、Steam Deckをカスタマイズする際には、自身の技術力を正確に把握し、必要に応じて専門家の助けを借りることが重要です。
4. キーボードの使い勝手
Steam Deckのキーボードの使い勝手に関しては、入力が遅かったり反応しなかったりすることがあります。特に、タッチスクリーンを使わずにトラックパッドを利用する場合、慣れるまでに時間がかかることが予想されます。さらに、タッチスクリーンを使用すると画面が汚れることが懸念されますが、時にはそれ以外の選択肢がないこともあります。
デスクトップモードでのキーボード使用も、煩わしい場合があります。キーボードが最初に開かなかったり、閉じるのに苦労することがあるため、改善の余地があると言えます。
5. 第一世代製品のリスク
Steam Deckは現時点で第一世代の製品であり、そのため不安定な部分も存在します。しかし、Valveは今後のサポートやアップデートを通じて、これらの問題を改善していくと考えられます。また、他のゲーム開発会社やコミュニティからのサポートも期待できるため、Steam Deckの将来性は非常に明るいと言えます。
